太陽光を楽しむ

会社は、自社が及ぼす環境負荷を知り、改善し、得た知識を分かち合うという三つのルールに基づいて操業している。 エオスタのマンゴーやオレンジには三桁の番号のついたステッカーが貼ってある。
生産者からのメッセージや栽培法、またその利点などがわかる。 たとえばブラジルの赤道面下の州パライバに住むマンゴー農剛ファゼンダ・タマンドウアでは、わずかな水でも育つ新品種を導入し、点滴灌漑法を採り入れた雨の少ない地域での農法を仲間の農民にも伝えているという。
農剛のオーナー、ピエール・ランドルトのインタビューを読んでみた。 一九七七年にヨーロッパから戻ってきてこの農園を始めたという。
最新の農業技術を、この気候が厳しく、貧しい地域に導入しようということがきっかけだった。 スライドショーを見ると、マンゴーが茂っている様子、農園の空搬淳真、作業貝がマンゴーを選別、包装して出荷に備える様子などを見ることもできる。
独立機関の監査によると、この農閲は、礎余、瀧慨、術虫涛予防、技術球新など、どの点でも抜きんでた高評価を得ている。 エングルズマンは言う。

「顧客に私たちが提供する産物の生産者について知ってほしいのです。 エジプトであれヨーロッパであれ、彼らは地域のコミュニティを形作っています。
彼らの貢献ぶりに光を当てたいのです」こうした意識の高まりのおかげで、エオスタで売っているものは、ただの日用食料肋ではなくなっている。 大半の量販店にとってバナナはバナナだが、エングルズマンは買い手と生産者の間に個人的な関係を結ぶことで付加価仙をつけようとしているのだ。
「当社は、健康、環境、社会問題に対して意識の高い人々に奉仕したいのです」と彼は言った。 「価格競争第一ではありません。
生産者の工夫に報いたいのです。 彼らは単に有機栽培をしているだけでなく、社会的、環境的に責任ある経営をしています」エオスタでは高く評価した生産者の産物は高い価格で売っている。
「高い評価には一二ユーロ、低いものには一○ユーロと言った洲子です」と彼は言う。 「当社の手数料は固定料率性ですから、良い農法で高い評価を得た生産者は金銭的に報われます」エングルズマンは、価格の点でも扱い商品の品質の点でも、透明性の高い市場の力を信じている。
その方法の一つは、扱うすべての商品について、生産者とその評価を開示していることだ。 「今日の消登者は、健康、環境、社会問題などを気にしています。
だから環境保誰剛体などを支持したりするのです。 当社では、買い物を通じて良い農法を支持してほしいと思っています。
そのためには、完全な情報開示をする他ありません。 だから生産者や、健康、環境、社会性の三点での評価を開示しているのです」エオスタでは製品評価に大きな力を入れており、独立した外部の専門家を招いて、すべての商品について栄養や環境上の影響を査定している。
たとえば社会性で高い評価を得ているリン環境面での格付けは、水の保全、コンポストづくりその他の有機栽培の好ましい農法が基準だ。 査定員は各農園に年に二回の定時査定と、年に二回の抜き打ち査定を行なう。

健康面での格付けは、栄養価、味わいその他を、入荷時に査定するものである。 たとえば先のブラジルのマンゴー農園は、環境と社会的責任の点で、五段階中四つ黒の評価を獲得している。
健康面については入荷商品ごとに評価が変わる。 エングルズマンは、n社の格付けは多くの小売店から信川されていると語る。
嘗て英国のスーパーで売られていたアジア産の有機栽培ピーナツが児童労働を使って栽培されていたことを、BBCがずば抜けた。 エオスタから仕入れる小売店は、こうしたスキャンダルを避けたいのだという。
それなら予防策を取っておく方が良い。 エオスタの商船の大形は、南半球で生産されている。
輸送は同社の雄大の環境負荷の一つだ。 ゴ農家は、地域の学校や診療所に寄付をしたり、従業員との収益分配制度を採川していたり、地域の音楽イベントに協賛するなどの貢献をしている。
「社会的指標は地域によって基準が異なります」とエングルズマンは言う。 「ジンバブエの農園経営者が労働の子弟はみな通学すべきだと言えば、素晴らしいことです。
でも、ニュージーランドの農園にとっては当たり前のことです当社では、炭素をオフセットするプログラムを立ち上げています。 当社では農場から消費者の皿に並ぶまでの完全なLCAを、ドイツの政府認証機関の協力を得て実施しています」同社の取り組みはさらに先進的で、温室効果ガスのメタン排出も減らそうというものだ。

「生ごみをそのまま埋め立てたら腐り始め、嫌気性分解によってメタンを発生してしまいます。 ですが、コンポスト化し、正しく処理すれば、メタンの排出を食い止められます。
そのうえ、ミネラル系肥料を使わずに土壌を肥沃にし、保水力を高めることもできます。 だから、水の流出も少なくて済みます。
作物の病虫害耐性も高まるのです」エングルズマンの話は続く。 一方で、通常の農法のように窒素肥料を使えば、収量は増えますが、作物は病虫害に弱くなるので、殺虫剤も必要になります。
肥料の生産及び施肥は、世界の温室効果ガス排出の一六%を占めています。 特に亜酸化窒素ですが、この気体は二酸化炭素の三○○倍もの温室効果を持っているのです」同社では、仕入れ元である有機栽培農園でコンポストを作ることによって、京都議定書でも認められる炭素クレジットを獲得している。
いくつかの途上国では、地域の農園や協同組合などとジョイント・ベンチャーを組んで、コンポストを作っている。 こうして得た炭素クレジットの販売は、農園の補助収入にもなっている。
エングルズマンは言う。 「当社では、この試みを世界銀行とのジョイント・ベンチャーにできる規模にしたいと思っています。
対象となる農園は、かんきつ類でもアボカドでも何でもよいのです。 農業の大半は川やデルタ地帯で行なわれているので、化学肥料の水系への流出は窟栄養化を招いています。
世界銀行では、水生生物の窒息を防ぐために藻の駆除に資金援助しています。 ですが当社では、藻を焼却処理するのではなくコンポスト化して、問題の元凶である鉱物系肥料を徐々に減らしていこうとしているのです」エオスタは、設立当初からエコロジカルインテリジェンスをDNAに組み込んでいる新種の企業の代表である。
だがたいていの企業は、現状の社是をよりエコロジカルインテリジェンスに配慮したものに置き換えるだろう。 マンハッタンのおしゃれな内装具店ABCカーペット&ホームはそんな例だ。
二○○四年に同社を買収しCEOに就任したポーレット・コールが語ってくれた。 「私たちは美しさをベースとした革新に乗り出しました。
スタイルのあるエコを実践することにしたのです」まず持続可能な家具委員会の創立陣に加わるある家具メーカーに手紙で照会した(同社の家具の納入元の大半はノースカロライナ州にある)。 「販売する家具にステッカーを貼り、持続可能な林業について消費者を啓蒙したいのだと言いました。

他の店の見本になりたかった。 こうすることによって、責任ある林業によって産出される木材への需要を増すことができると信じています。
だから、よその会社にも運動に加わってほしいのです。

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